​GUESTHOUSE MADO

​3000円/1泊

​夏季冬季は1泊3200円になります。

チェックイン16:00〜21:00

​チェックアウト翌朝10:00

052-746-5946

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​924Arimatsu,Midori-ku,Nagoya

  • 大島 一浩

自然栽培米で生酛造り その3


 今年の秋雨は非常に長く続きました。おまけに台風まで・・・台風、我々のいる名古屋地方には、今年3回目の上陸。

2年前MADOを開業するまで農家の知り合いが少ない私にとっては、台風が来ると言うことがさほど大きな問題ではなかったのです。が・・・

今は、台風の度に「畑はどう?被害ない?」と連絡をすることしばしば。自然栽培家の杉山君の畑は、少し高台にあり、見晴らしがいい分風も強いのです。今回も冬野菜が水につかって、風に倒され被害甚大。大きく成長しようとするところでしたから、今後どうなってしまうのだろう???

もう一つ強風で心配だったのが、田んぼのしっかりと生育していた稲穂・・・??

 こちらは何とか持ちこたえているではないですか!

自然栽培は、肥料を与えません。そのため植物は根を大きく張っていきます。

人が肥料を与えない?ってどういうことなのでしょう??そう、その土地にある栄養分だけで育つのです。土の中には、色々な微生物がいてその微生物から排出される養分やら、なにやらで育つのですね。一生懸命その養分を得ようと根を大きく張る必要があるのだとか。

台風に負けない稲穂は、自然栽培のお陰でしょうね。

 今回選んだ品種は、晩稲(おくて)のイセヒカリ。晩稲を選んでいるのは、はさ掛け(稲木干し)をしたいため。どうして、はさ掛けをするのに、収穫時期の遅い晩稲でなくてはならないの・・・??

との問いに、青木さんは「晩稲の収穫時は気温と湿度が下がり、からっ風が吹き籾が最良な状態で乾燥してくれます。愛知県の早稲コシヒカリの収穫は8月末〜9月上旬です。残暑厳しく長雨もあります。高温多湿ではざかけをすれば、想像するにたやすく、カビの発生、場合によってははざかけしている状態で発芽してしまいます。また、厳しい日差しを受ければ急激に乾燥し米が割れます。最適な時期に、はざかけをして、おいしいお米を作るために晩稲を選んでるのですよ」と。

いやー。自然栽培家と話をしていると、目からうろこのような話が出るわ出るわ。スーパーでなんでも購入できる(ネットで買える)時代に生きる私にとっては、味の違いを体験してみたい!ってことがわかっただけ・・・。

 しかし、愛知県で5年お米を作っている青木さんも、今年の秋雨と台風には参っている様子。「早稲と晩稲があるのは、天候によるリスクを最小限にしようとする知恵なのでしょうね」とも言っていました。自然をコントロールすることはできないので、その中で知恵を絞って生きているんだなぁって、改めて自分が自然の中で生活していることを考えてしまった次第です。

 大地にしっかり根を張り、力強く育った稲からは、どんなお米が採れるのでしょう?秋雨と台風によって田んぼには、またたっぷりと水が入ってしまいました。ずいぶん前から水を抜いていたにも関わらず元の木阿弥・・・。

10月末ころに予定していた稲刈りは、徐々に遅れて、もう少し先になります。その後、はさ掛け(稲木干し)して乾燥させてから、ようやく食べれるようになるとか。一ヶ月くらい後になるのかなぁ?

早くこのお米を食べてみたいよ~!