ミチアカリでいってみよ

今年も有松ミチアカリを始めるシーズンになってきました。

例年、10月もしくは11月にミチアカリイベントを開催していますので、9月頭には竹の伐採をしています。今年は、例年より早めに名城大生と有松の関係者がZoomで会議をしながら、話を進めています。


目次

1.有松ミチアカリって?

2.竹という素材

3.今年の活動状況

4.さぁ伐採といきたいところですが・・・

5.関係者の懸け橋になれれば



1.有松ミチアカリって?

 有松ミチアカリを初めて聞く方もいるかもしれないので、少し説明をしますね。

2016年11月に初開催した有松ミチアカリは、東海道沿いの古い町家の軒下に竹あかりを灯すお祭りです。

私が発起人となって、これまでに4回(4年)開催してきました。


有松ミチアカリの様子 photo by: 新井良規

有松ミチアカリの様子 photo by: 新井良規


有松の歴史的な建造物は、文化財に指定されているものを含めて、普通に住まいとして使われている建物がほとんどです。保存と活用はされているということになるのですが、建物が大きいために夜の東海道は薄暗い印象なのです。


夜の歴史的な建物群をきれいに見せるためにライトアップをしたい、それを地域の人に見てもらって、町家を身近に感じてもらいたいと思っていました。

その当時、町内のある会合などでは、しぼりを利用した提燈を灯して少しでも明るくしてはどうかという話も出ていました。考えることは皆、同じだったのですね。



2.竹という素材

 縁は面白いもので、私がライトアップの構想を練っているときに、親交のある愛竹家が有松にふらりと訪れ、そして「え?ライトアップ? それなら竹あかりでしょ! できる出来る。できますとも」と言い放って、三重県在住の竹あかりデザイナーを紹介して去って行ったのです。


愛竹家 橋口博幸 氏 photo by: 新井良規

canaarea 代表 竹あかりデザイナー 川渕晧平 氏

その愛竹家の放言から、竹あかりでいこうということになり、素材として竹を利用していくのですが、二つの理由から、それは必然だったと今は思います。


一つは古い町家との相性が抜群に良かったからです。現在は放置され各地で迷惑がられている竹ですが、古くから日本人の生活にはなくてはならなかった素材でした。MADOの建物もそうですが、100年以上前に建てられた日本の古民家は、木と土と竹と草で作られています。竹も重要な建築材料の一つだったのです。そのため、町家との親和性はホントにいいですよ。


有松ミチアカリ 町家の軒先に竹あかりを灯します photo by: 新井良規

有松ミチアカリ 町家の軒先に竹あかりを灯します photo by: 新井良規

もう一つは、江戸時代から続く町並みで、循環社会について再度考えるきっかけとなったことです。

放置竹林から竹を伐採して、東海道に並べてあかりを灯し、アートとして楽しんだ後に、竹炭にして自然に返す。この循環の取り組みを初年度からずっと、美浜町竹林整備事業化協議会(通称:モリビトの会)の皆さんの協力のもと続けています。

竹は、成長も早く毎年利用しても、伐採しきれないほど生えてきます。竹を利用することで、使い捨てではない循環を考えるきっかけなったのは、大きな収穫でした。



3.今年の活動状況

 毎年、名城大学理工学部建築学科の学生と一緒に活動をしてきました。彼らは、建築設計をするごとく、CADで図面を描き、立体模型も作成して竹あかりのデザインをしています。毎年その精度が上がってきいるのがすごい!


なるべく早めにスケジュールを進行しようと、今年は2月から会議を重ねてきました。

途中からはZoomを利用して会議を開催し、竹あかりを設置する場所などは決定しました。

名城大生には、通りのライティングデザインをしてもらうことになったのを受け、学生諸君は、現在Zoomやmiroを利用して、デザイン会議を進めています。

https://www.instagram.com/p/CD0VJTrjJvy/?igshid=12qwosu0q2g57


伐採は、大高緑地公園でもすることが決まり、緑地公園内にて竹あかりづくりワークショップも開催しようと決めています。大高緑地公園は、人口が増えている緑区内の緑のオアシスとなって親しまれている公園ですが、ここでも竹林が増殖していて困っているとのことです。



4.さぁ伐採といきたいところですが・・・

 日程的には、9月に入ったらすぐに伐採に入る予定だったのですが・・・

現在、愛知県緊急事態宣言の真っただ中!当然、スケジュールを組むこともできず、伐採どころか、イベント自体がどうなるかも見通せません。


3Dバーチャル空間に、有松の町並みを再現して、そこに竹あかりを灯した「バーチャル有松ミチアカリ」を作っちゃえ!なんていう案も飛び出す始末。

いやはや、コロナウィルスの影響は甚大です。



5.関係者の懸け橋になれれば

 有松ミチアカリは、ボランティアの皆さんの手によって、伐採から竹の穴あけ、当日の点灯、撤収を行っています。

皆さん、有松ミチアカリの理念に共鳴してくれて、まだまだ暑い時期の伐採や竹あかり製作に手弁当で参加してくれています。毎年のべ200名以上の方々に協力していただいて4回開催できました。


何かを作り上げると、そこにはコミュニティーが出来上がってきます。有松ミチアカリでもコミュニティーが形成されていると実感します。

有松の地域の皆さんとそのコミュニティーをつなげるのが、MADOの役目。


軒先でろうそくを利用することに理解をしてもらったり、イベント当日にはおでんの差し入れをいただいたり、一緒に竹あかりを制作してもらったりと、本当に暖かく見守っていただきながら、関係を築いてこられたと思っています。


それはゲストハウスというコミュニティー形成のるつぼのような立ち位置があったからこそだったのですが、新型コロナがやってきて全てをはぎ取って、半年以上機能停止状態に陥らせました。


それでも、ミチアカリを前に進められるのは、今まで関わって下さったすべての皆さんのお陰だと思います。改めて感謝の意を表します。

ありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いします。


今年の有松ミチアカリは、開催できるかどうか現在未定ですが、準備はしております。是非、講習会、ワークショップ開催の折には、皆さん楽しく参加して下さいね。

ミチアカリでいってみよ!


GUESTHOUSE MADO

大島




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