半夏生ず(はんげしょうず)

農家は田植えを終わらせる節目とされています / 夏至:末候・第30候


夏至の日から数えて11日目から5日間は「半夏生」という雑節があります。

昔は今より田植えが遅く、半夏生までに終えるのが良いとされていました。

そして田植えが終わると一呼吸つけるので、半夏生の項は身体を休める養生の時期ともされていました。

一年の半分が過ぎて今までの疲れを取り去り、暑さに向かう準備をする意味も含まれていたようです。


またこの頃は雨も多いですよね。半夏雨と言うそうです。

外仕事は田植えも済んで、雨も降り、ひとやすみ。

「晴耕雨読」ですね。 晴耕雨読ー文字通りの解釈は、晴れた日には田畑を耕し、雨の日には家にこもって読書をすること 晴れた日は活動し、雨が降れば出歩かずに家でのんびり過ごす。お天気次第の行動。 雨の日でも仕事や学校に通勤通学する人達からすると、羨ましい贅沢な過ごし方と思いますよね。

自然を支配しようとせず受け入れて暮らしてきた、昔の農家さんの生き方なのでしょう。 同じような四文字熟語に、 悠々自適ー俗世間のわずらわしさを超越して、心のおもむくままにゆったりと日を過ごすこと。 こちらは、

自然より人間関係に重きを置いて、マイペースに自分らしく生きることの表現です。

どちらも憧れや羨ましさが付いて、反面怠け者的なニュアンスも含んでしまうのは何故でしょうか? マイペースで生きたいと思っても社会的立場や環境の軋轢で我慢せざるを得ない悲しい状況が多いのですね。 でもどちらが良い悪いではなく、自分に合った方を選べるとみんなもう少し楽になのでは? もう少し社会時間がのんびりと進むと良いのですけれどね。


とりあえず、今ある状況で楽しめることを見つけましょう〜♪ 時候の稚拙な絵:女将作

そういえば、カンボジアでは雨が降ると工場へ仕事に来ない人が多かったなあ〜 ・・・・・・・・・・・・・・



雨の日は家仕事〜 私は雨の日は手間がかかる料理の下ごしらえをしていることが多いです。 先日もほら!

煮干しをじっくりで炒って、頭と内臓を取り除き、ミルサーで砕いていりこの粉末を作りました。 暑くなってきて食欲が減退した時に重宝するように。

なぜって、こちらです。 冷汁ごはん用なのです。暑い時期にいただく南国宮崎の郷土食。 麦味噌にいりこ出汁をしっかり効かせて、豆腐やきゅうり、青紫蘇などお好みの薬味でサラサラっといただきます。 七十二候 | mado cafeレシピ 冷汁ごはん(カフェの夏の時期のごはんとしてご提供します)


宮崎県では各家庭ごとに食べ方が違うようです。

暖かいご飯に冷やした味噌汁をかけたり、冷めたご飯に冷やした味噌汁とか…


でも、必ず麦味噌を使うのと、いりこ出汁をたっぶり使うのは共通です。 青魚の干物を焼いてほぐして入れるご家庭もあり、美味しそうですよね。 暑い地方の食文化のお裾分けをいただいちゃいましょう〜♪


ではまた次候 〜MADO女将

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