土潤うて溽暑し(つちうるおうてむしあつし)

土がじっとりして蒸し返すような暑さが続く頃 / 大暑:次候・第35候


読むだけでも暑そうな候ですよね〜(汗) じっとりと湿度を帯びた空気と蝉の鳴き声で「むしあつし」ですね。


夏の楽しみのひとつに花火があります。

江戸の頃から続いている花火大会の謂われも諸説ありますが、

昼間の暑さから解放されて、夕涼みがてら川面に近い土手で花火鑑賞するのは、今も昔も庶民の娯楽なのですよね。

でも今年も残念ながらコロナの影響で花火大会中止が多いですね… 時候の稚拙な絵:女将作

先候に続き「深さ」について、味の深掘りをしてみたいと思います。 先候では「味を感じる時間の問題」で先味が好みか後味が好みかでしたが、

今候では「いっときに感じる味のバランスの問題」について深掘り?してみたいと思います。


味には五味と言って「甘味・塩味・酸味・苦味・うま味」の5つが脳が感じることができるとされています。

一般的に五味の内一つだけで主となる味を感じ、時間差で別の味を察知できたりします。

五味でいう美味しい基準は感じる味のバランス量となります。


そして、もうひとつ五味には入らない「旨味」という味があります。

これは脳ではなく感覚的に美味しいと感じる味です。飛び抜けた主となる五味は強く感じられません。 好みに関係なく食べ続けれる味なのです。


食べ物を発酵させると「旨味」が増すと言われています。

食べ物を腐敗させると「酸味」「苦味」が強く増します。


人が食べて命を繋いでいく為に、もっと食べなさいと教えてくれるのが発酵の旨味で

命に危険だから食べてはいけないと教えてくれるのが腐敗の強い酸味や苦味なのですね。

誰が人にとって有益なこの仕組みを作ってくれたのか?? 不思議ですよね。 古人が長い年月をかけて教えてくれているのでしょうか?


この食べ続けれる深い味をもたらしてくれた古人の知恵、自然からの贈り物に感謝しながら、食べていきたいと思います。

美味しい料理 = 五味のバランスのとれた味は、脳が感じる味。

命を繋ぐ料理 = 食べ続けれる深い味は、細胞が喜ぶ味。 でしょうか?

・・・・・・・・・・  しつこく梅・梅・梅なのですが、 この時期梅のクエン酸が暑さ疲れを和らげてくれるので。

梅シロップところてん 料理とは言えない簡単なものなのですが、夏のおやつとしてはなかなか良いのです。 一般に関東ではところてんを二杯酢で、関西では黒蜜で、名古屋は三杯酢で食べると言われています。

あなたはどのような食べ方が好きですか?

私は梅を氷砂糖で漬け込んだ梅シロップをかけて食べるのが好きです。

ポイントは

天草を煮詰めて作ったところてんではなく、煮詰めた天草を凍らせて乾燥させた寒天で作ります。

本来は天草のほうがミネラルも豊富で味が濃いのですが、磯臭さが梅とは相性良くありません。なので寒天で。 梅シロップがご家庭にあれば是非お試しください。 七十二候 | mado cafeレシピ 梅シロップところてん


梅シロップをところてんにかけるだけです〜♪

日本のどこの海でも天草は採れるので、昔から日本中で食べられていた夏のおやつなのですね。ところてんは。 ではまた次候  〜MADO / 女将

 


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