桐始めて花を結ぶ

春から咲き始めた桐の花が結実して実がなり始める頃 / 大暑:初候・第34候


今日から大暑です。暦の上では一年で最も暑い時期です。 毎日暑いですねー 昔の人々はどのように夏の暑さを乗り切っていたのでしょうか?

私は日差しがジリジリ照りつける外を見ながら(ゆるい冷房の部屋で)涼しそうなものを連想しながら絵筆をとっています。


時候の稚拙な絵:女将作

クラゲになりたい…

深く冷たい海でプカプカと…  クラゲってナニを考えているのだろう?? 深いモノやコトに憧れています。 深いというコドバをヒトと絡めると、人生の厚みというか、渋みというか、大人の感じがしませんか?


深い思考 ー 洞察

深い懐 ー 包容力

深い趣 ー あはれなり(古文)

深い味 ー コク なんか深いと付く意味には、長い時間と鍛錬など努力して手に入れる意味も含まれているような。 簡単には手に入りそうにありませんね…

でも、深い味については常日頃考えていることがあります。 最初の一口で美味しいと感じる料理と、食べ終わりそうな時にあれ?もうないの?とすんなり食べれる料理。 この二つの料理は大きく違うと思います。 未知の味、スパイスの効いた刺激的な味、ちょっと強めの味は一口目で舌の上で感じます。 でもこういった味付けは最初と最後で味が違って感じませんか? 脳で美味しいを認知しているのです。 それとは反対に一口目ではそれほど感じるものはありませんが、ごちそうさまの後でなんとなくお腹がホッとするような(満腹ということではなく)満足を感じたことはありませんか? カラダで美味しいを認知して脳に伝達しているような? 料理研究家の土井善晴さん曰く、 ハレの料理は美味しく、でも毎日食べるには向かない味。→ 特別な料理

ケの料理は慣れた味で、毎日食べても食べ飽きない味。→ お母さんの家庭料理  なのだそう。 う〜ん、なるほど…

特別な料理はたまに食べるので「嬉しいし、楽しいし、美味しい特別感」が重要で。

お母さんの家庭料理は「食べ続けて生命を維持する」が重要なのですね。 でも、家庭料理が美味しくないわけではありません。

むしろ食べ続ける為には、継続性のない刺激的な味ではなく、ホッとする味が必要なのだと思います。 ホッとする味?ってなんだろう??

と、考えて料理を作っています。

私が感じるホッとする味は、食べ慣れた、でも奥深く後味に余韻がある味。 そして余韻の中に懐かしさと安心感がある味です。 でもその味付けにするには、手間暇がかかります。 そう、 丁寧に作られた料理には作る人の気持ちが込められているのですね。 お母さんやおばあちゃんが作る料理がそうであるように。

その味に触れた時に、その味で育てられた安心感と長い月日食べてきた懐かしさも湧いてくるのでしょう。 食べるという行為は、生命を維持する栄養を身体に与えることと、心に豊かさを与えることだと思っています。

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暑い日は食欲増進効果の梅で。 またまた、梅料理です。 無水鍋でコトコト煮込む牛蒡料理は、なんと!梅干しだけの味付け。 でも牛蒡の風味と梅の酸味が相性良く、まさしく食べ飽きない家庭料理です。 七十二候 | mado cafeレシピ 牛蒡の梅煮

1) 牛蒡(土付きが良い)はタワシで擦って土と皮を落とし食べやすい大きさに切る。 2) 無水鍋(厚手鍋)に牛蒡1本に梅1個の分量を入れ、コトコト弱火で1時間ほど煮る。途中で焦げそうになったら少しの水か酒を入れる。 私は数日に渡って少しずつ煮返しながら、味を染み込ませます。光熱費の節約にもなりますしね。 ではまた次候  〜MADO女将

   

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