桜始めて開く(さくらはじめてひらく)
桜の花便りが日本列島の南から北上し始める時節 / 春分・次候 第11候
今年は早めに桜が咲き始めましたね。
日本人と桜の関係は特別なものだと思います。
上海で暮らしていた頃、周りに春を感じるものが無くて、うろうろ歩き回って桜の木を探したことがありました。 日本にいるとあちらこちらで目にする桜の木が、公園に行っても、路地裏でも無いのです。。。
しかし、あるのですねえ〜
桜の木が、現地の日本人学校には。。。
校門の脇に一本だけ満開の桜を見つけました!
おもわず、桜の木を愛でながら、日本への愛着を感じてしまいました。
そんな私に中国人の知人は
「日本人はなんで桜が好きなのか理解できない! あんな地味ですぐ散ってしまうつまらない花を」と言いました。
その一言に私は、感性の違いから改めて異国にいることを認識させられました。
街に桜が無い訳ですね。
それ以降、満開の桜を見ると
来年は何処で桜を見るのだろう。。。 誰と見るのだろう。。。
と、私の中では期待と不安が混じり合ったひとつの区切りとなりました。
でも、「日本人はなんで桜が好きなのだろう?」の答えは未だ見つけていません。
それは追い追い、歳を重ねるごとに解明していこうと思っています。
時候の稚拙な絵:女将作

お墓まいり(遅めの中日過ぎ)の帰り道に寄った、岡崎公園の桜。
今年もオーナーと。。。

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桜といえば。。。
こちら、桜海老も旬ですね!
madoカフェでは発芽玄米入りごはんに自家製ふりかけをかけてお出ししています。
桜海老、鰹節、ちりめんじゃこ、胡麻などがあれば、数種類のふりかけが出来ます。
あまり手作りされないふりかけですが、身近な食材で作れて、味付けも自分の好みで(ちょっと七味を入れて大人の味にしたりと)アレンジでき、結構ハマっています(笑)
一度お試しください。
材料を弱火で水分をしっかり飛ばしながら、香ばしくなるまで炒るのがコツです。
七十二候 | mado cafeレシピ
桜海老のふりかけ (カフェの春分ランチメニューに登場しています)

1) [桜海老:鰹節:胡麻]の分量は[100%:50%:25%]くらいにして、別々に香りが出るまで弱火で炒る。
2) 1)の合計量を計っておく
3) 2)のグラムと同量の醤油、きび砂糖 、味醂は1/4を混ぜ合わせておく。[2)が100gの重さだったら、醤油と砂糖は100gずつ、味醂は25g]
4) 彩のために青みの食材、今回は人参の葉を適量刻む。(青のりでもいいです) 5) 再びすべての食材を弱火にかけ、3)の調味料を回し入れ、水分を飛ばしながら絡め合わせる。
6) 火を止め、梅酢を大さじ1を更に絡めて完成。(米酢で代用しても)
あったかいご飯にふりかけっていいですよね。ほっこりごはん〜♡
今回は日本人でよかった!と思う「桜を愛でると桜海老ふりかけごはん〜♪」でした!
ではまた次候 〜女将