菜虫蝶と化る(なむしちょうとなる)

成長した菜虫(青虫)が孵化して蝶に変わる頃 / 啓蟄・末候 第9候 昨年春にコロナの影響が出始めて、宿泊キャンセルが相次ぎ、その後は予約もポツリ、ポツリ程度。 このような状態で一年が過ぎ、私の暮らしにも変化がありました。


当たり前のコトがそうではなくなり。 慣習化していたコトの脆さを知り。

目に見えないモノに注力するようになり。 今を大切にして過ごすようになり。 そして、

以前よりも更に、自然への畏敬の気持ちを抱くようになりました。

宿が暇になり始めた頃、

庭の畑を広くしようと野良仕事に勤しみ始めました。 広げた場所に枝豆を植え、「収穫できたらこの枝豆でビールパでもしようか」と楽しみをかぶせて。

その頃までにはコロナも収束してるだろうと期待値も乗せて。

「凌ごの言わずタネまきゃ芽は出てそのうち食えるさ」ですね。

結局コロナは収束できず、枝豆とビールは身内で美味しくいただきましたが。

でも畑を拡張したら、増えたのですよ。 蝶々が。

モンキチョウが多かったなあ〜。

可愛い姿で飛んできて、一生懸命受粉してくれました〜♪


春の陽射しが強くなると、植物はグングン育ち、花を咲かせ、実をつける準備をします。 すると、何処からともなく飛んできた蝶や蜂が受粉を手伝ってくれます。 おかげさまで美味しい枝豆をいただくことができました!

コロナ渦で社会が大変な状況になろうとも、畑の自然界は例年通りですね。

「人間も自然の一部、自然から学ぶ必要がある」ですね。



時候の稚拙な絵:女将作






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私の好きな料理で「和えもの」があります。 料理家の辰巳芳子さん云く、「あえる・和える」と「混ぜる」は異なり「和える」は日本独特の調理法だそうです。


う〜ん?難しいけど。。。私なりに「和える」をこのように解釈しています。 山のモノ、海のモノなど異なる環境で育った食材を、和え衣を使って仲良くつなぎ合わせる。

(和え衣は豆腐、味噌、胡麻などをベースに味を整えた和風ソースのようなものです) それぞれの食材を一番美味しい状態に下ごしらえし、和え衣で和えてそれぞれの味を生かしながら、単品では出せない味に昇華させる手間のかかった料理です。


そしてイメージではこんな感じ。

【 野菜 + 和え衣 + 魚介類 = 和えもの 】

旬の食材を季節感ある味の和え衣で作れば何十種類の組み合わせが出来ます。 それぞれの特徴(味)をよく理解して、どういう組み合わせが良いのか考えて作るのも奥深く楽しいですね。


手間のかかる割には、和食では控えめに小鉢で出てきますよねえ〜。

決して主役ではなく箸休め程度の位置づけ。。。

もっとど〜んと!食べたいなあ〜と思うのですが、その控えめさも日本らしさなのでしょうか?



七十二候 | mado cafeレシピ


わけぎとあさりの芥子酢味噌和え (食材はお好みで)

1) わけぎは塩を入れた熱湯で湯がいて、冷水で冷まし、水気を切る。 2) あさりは酒蒸しにした後、剥き身にする。

3) 和え衣は白味噌、米酢、味醂、白だし、辛子を合わせて作る。 4) 食べる直前に1)~3)を合わせて完成。


春は辛味と酸味が欲しくなるので芥子酢味噌和えにしました。お好みで和え衣も作ってください。 水分が出過ぎないように、食材の水気はしっかり切ってくださいね。

手間がかかりますが、この一皿があると晩酌が楽しくなりますよ〜♪



ではまた次候    〜女将

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