蓮始めて開く(はすはじめてひらく)

蓮の花が咲き始める頃で夜明けとともに開花します / 小暑:次候・第32候 今年の長〜い梅雨も終わりに近づいていますね。

ぼちぼち、セミが鳴く始める頃でしょうか?

おもしろいもので、セミの鳴き声=温度差を感じてしまいます。

「ジージー」「シャーシャー」と鳴くアブラゼミやクマゼミの鳴き声はとても暑く感じてしまいますが、「カナカナ」と鳴くヒグラシはホッとした清涼感すら感じます。 それは過去の記憶と連動しているのでしょうか? 子供の頃、夏休みに祖父母の田舎に遊びに行ってた時は「ヒグラシがカナカナと鳴き出したら家に帰っておいで」と言われていました。山間の夕刻です。

昼間は太陽がどんなに暑く照りつけても、ヒグラシが鳴く時刻は過ごしやすい気温になります。

まだ遊び足りない気持ちと、お腹が空いてきたから家に帰ろうかという気持ちが交差して、どこからともなくカナカナと鳴くセミに急かされるように帰りました。 そんな懐かしい記憶が、今でもヒグラシのカナカナを聞くと呼び起こされ、祖母の顔を思い出します。


ありがたい想い出とヒグラシ…


時候の稚拙な絵:女将作

どれがヒグラシ??



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27候の梅の実黄ばむでも書いたのですが、毎年ありがたいご縁で私の手元にやって来た梅を、漬け込む喜び。

我が家では頂いた先の名前をつけて「これどこの梅?」「〇〇梅だよ」と言っています。

今年も うふふ!と漬けた梅が梅雨明けとともに天日干しする時期になりましたね。 まだ干す前の梅はカリカリと、これはこれで美味です。(既にたくさん食べてしまいました。笑) そしてこの蒸し暑い時期の食欲増進の見方として調理に活用するのは昨年漬け込んだ梅です。

天日干しして柔らかくなっているので、料理の酸味付けに重宝します。


よく作るのが、

旬の鰯の3枚おろしを大葉と梅で巻いて煮込んだもの。

梅は魚の臭みも消して脂ののった鰯も梅の酸味でさっぱりとたくさん食べれます。


まだ一般に酢がなかった昔の家では、この時期の食欲増進や腐敗防止の為に、梅を上手に利用したのですね。 すごいな〜日本の食文化。 七十二候 | mado cafeレシピ


鰯(いわし)の梅煮 


1) 鰯(いわし)を3枚におろし、キッチンペーパーで水気を取っておく。

2) 梅は味醂で柔らかく伸ばし、大葉に塗っておく。

3) 2)を1)で巻いてつまようじで止める。

4) 浅なべに酒、醤油、味醂の煮汁を作って鰯を入れて煮る。 ちなみに弱い魚と書いて鰯(いわし)です。 字の通り海水などの環境汚染に弱い魚のようです。 なので、鰯が手軽に食べれると安堵しますよね。 いつまでも食べれますように。 ではまた次候  〜MADO女将


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