蟷螂生ず(かまきりしょうず)

かまきりが孵化する頃は、空気が湿り気を帯び梅雨がやってくる / 芒種:初候・第25候 カマキリは葉を食べる昆虫を餌としているので、作物を育てている方たちには有難い虫です。 農民暦から始まっている七十二候の[蟷螂生ず]は、「農家さん、カマキリが出てきたから除虫しなくても大丈夫ですよ。少し骨休めしてください」の合図だったのでしょう。

カマキリは貪欲な捕食者で知られていますが、メスの全てがオスを食べてしまう訳ではないらしいです。 確かに2割ほど交尾後にメスがオスを食べることはあるそうですが。


そこで男性のあなたにQuestion

[もし?あなたがカマキリのオスだったら…どっちを選ぶ?]


① 交尾後、食べられる前に逃げる ② 交尾後、素直に食べられてあげる

もちろん大方の男性は①ですよね。

でも、己の子孫を残す確率を高める為には②が良いとのこと。 メスも出産中に弱って死んでしまうことが多いそうです。

なので出産できる体力をつける為にオスを食べちゃうのですね。


己の身を捧げてメスに栄養を与え、無事に出産してもらい確実に子孫を残す → DNA存続重視型?

子孫を残す確率が低くても、生き延びて他のメスと交尾することを望む → 現生快楽重視型? あなたはどっち??

う〜ん…こわいな。

カマキリの世界だけにしておきましょう〜♪



時候の稚拙な絵:女将作

いずれにしても、カマキリさん、父も母も命をかけて子供を産むのですね。

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梅が実り、梅仕事の時期ですね。 今年は梅が豊作の年のようです。


梅干しを使った「煎り酒」という調味料をご存知でしょうか?

江戸時代のまだ醤油が一般家庭で使われていなかった頃、醤油の役割をしていたものです。 「煎り酒」は梅干しと鰹節を酒で煮込んで作ります。

醤油よりもさっぱりとして少し酸味があるので、味の優しい白身魚の刺身などと相性が良いです。 醤油より日持ちしないのが難点ですが、この時期私は旬の野菜を煎り酒に漬け込んで浅漬けを作ります。

梅干しのクエン酸で疲労回復、食用増進にも役立つ、古人の知恵が詰まった調味料です。 七十二候 | mado cafeレシピ 百味加薬漬け  (江戸時代のお漬物です)

[煎り酒の作り方]

1) 酒200ml、梅干し大1個、鰹節1.5g、塩ひとつまみを鍋に入れ、弱火でアルコールが飛ぶまで煮る。

2) 1)が冷めたら漉して出来上がり、保存は冷蔵庫で1週間ほど。 [百味加薬漬けの作り方] 基本的にはお好みの野菜を切って煎り酒に漬け込むだけなのですが、水分の多い野菜を使う場合は塩揉みして水分を出してから漬け込んで下さい。

また重石を乗せるか、ジップロップに入れて揉んで数時間は漬け込んで下さい。

お薦め野菜:きゅうり、なす、ミョウガ、生姜、青じそ、実山椒など。 今回はきゅうり、ミョウガ、実山椒、人参、切り干し大根で作ってみました。 江戸時代の料理方法を現代の野菜で作るのも面白いですよね! ではまた次候  〜MADO女将

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