麦秋至る(むぎのあきいたる)

麦の穂が熟して畑一面が黄金色に輝く頃 / 小満:末候・第24候


「麦秋」は夏の季語だそうです。秋が夏?なぜに?? 秋とは穀物が成熟する時期を意味するそうです。実り=秋ですね。 なので、江戸の昔から初夏は「麦の秋」初秋は「米の秋」と言われるらしいのです。 今は麦が収穫を迎える頃ということで、七十二候では「麦秋至る」でそろそろ麦を刈り取りましょうという候になる訳です。

麦の茎は空洞です。乾燥させて麦藁。カットした麦藁を使ってストロー代わりに飲むことができます。

麦藁(straw)=ストロー(straw)

今私たちが馴染みあるプラスティックストローとスペルも意味も一緒。

もともとストローは麦藁だったのですね。 プラスチックによる環境汚染の問題から、

mado cafeで使用するプラスティックストローを麦藁ストローに代えてみようと試みました。

ヒンメル用の麦藁が扱いやすかったので、食品用に使えるか調べてみると……

国産の麦藁デメリット → プラスティックストローより細く、飲みづらい。 外国産の麦藁デメリット → 輸入時に殺虫剤を使うので、食品用に使えない。

自然素材なのでロスが多く、かなりの割高になる。その他、自然なままだと汚く見える。また漂白すると薬剤の問題が残る。などなど…ムズカシイ… 同じように、紙素材、金属素材ストローなども検討してみましたが…

安くて綺麗で便利なものに慣れてしまった私たちにはどれも高いハードルに感じます。

[ 便利であること>不自由さを納得すること ] を[ 便利であること=不自由さを納得すること ] にする落とし所はどこなのでしょうか?

夏が来て冷たい飲み物のオーダーが増える前にもう少し検討してみようと思います。

いっそのこと、「ストロー無しで、ぐい飲みしてください!」って言えたらいいなぁ……

もともとストローは、昔のパリのオープンテラスでは、目の前の道が舗装してなく土埃が舞い上がり、飲料の上澄みに入ってしまった。その解決策としてストローが登場したとのことです。



時候の稚拙な絵:女将作

ところで、

麦を原材料にしている食べものといえば何を思い浮かべます? 私は……ビールとパン! 特にドイツの黒くて硬いパンと、濁ったエールビールが好き! ← 素朴なもの好き

どちらもメソポタミア文明の頃には今の原型が出来上がったという古代からの食べ物。

最初は保存の目的が一番で麦を加工していましたが、たまたまアルコール化したり、酵母菌がついて膨らんだりと色々な過程を経て現在のビールやパンにたどり着きました。 古人の知恵と努力がギュ〜っと詰まった食べ物なのですね。 ありがとう〜

特に発酵に適温の温度より寒いドイツでは試行錯誤の末、低温で出来る下面発酵ビールや低温発酵のパンが生まれて来た訳ですね。(だからなんとなく懐かしい味がする?) ドイツでビールやパンの種類が多いのも頷けます。 ・・・・・・・・・・・・・



日本でも古来より麦は食べられてきました。

現在の日本食としての麦利用は、うどん、お好み焼きなどでしょうか?

押麦やもち麦をお米に入れて炊くことは減りましたよね。 でも、健康の観点から食べた方が良いと言われる麦類。

糖質の吸収抑制やコレステロールの低下作用があり、食栄養素も物繊維やたんぱく質、ビタミン・ミネラルが豊富なのです。 今回は麦ごはんでも食べやすく調理したもち麦ごはんのご紹介です。


七十二候 | mado cafeレシピ もち麦ごはん(時折、カフェごはんになります)

2合分の分量 1) 白米を1+3/4合研いで通常水加減の90~95%の水に漬す。

2) 1)に塩小さじ1/2、ごま油小さじ1を加える。

3) 2)にもち麦1/4合を研がずに、90ccの水と一緒に加え通常炊きする。

4) 炊き上がったら、胡麻を適量混ぜこむ ほんのり胡麻の風味と塩味がして食べやすい麦ごはんです。



ではまた次候  〜MADO女将


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